コミュニティシールド レスターVSマンC
昨年のプレミア王者マンチェスターシティとFAカップ王者のレスターシティの一戦。
怪我人続出のレスターシティ。
エヴァンス、フォファナ、カスターニュ、ジャスティン辺りが居ない。昨年のリヴァプールくらいDFが居ない状態。まぁ、それでもこのメンツなのでレスターがいかに戦力が揃ってるか分かる。
EURO組、コパ・アメリカ組が合流したりしてなかったりなので当然ベストメンバーでは無い。プレシーズンで試してきたステッフェン、パルマー、エドージといった若手を起用。ベンチには明らかに高額な移籍金で獲得したグリーリッシュが控えている。
シティ6:レスター4くらいのボールポゼッションで終始試合は展開された。レスターはプレミアの中だと持てるチームだけれどシティはその何歩も先を行くチームだという事がスタッツからも分かる。
それでその何歩も先を行くシティだけれどこのプレシーズンを経てより高みを目指しているのだなというのが分かった。
というのはこの試合でも見せていた運び出しの際、両SBが中に絞るアレ。戸田さんも言っていたけれど昨年は片方のSBが絞る形はあったけれど両SBが絞るのは今年のプレシーズンから採り入れた形。
SBが絞ることによって数的優位を形成。そうする事によって
①鳥かごを続けるうちにアンカーが前を向いてボールを出せる
②空いたサイドのスペースでボールを受ける
のどちらかの形で運び出しの段階をクリアして崩しに移行できる。でも多分ペップとしては中央から運び出したいんじゃないかなと思う。
この形のデメリットとしてはショートカウンターを食らうこと。まぁこれはポゼッションの宿命なので仕方ない所があるけれど。
この試合で気になったのはサイドへ展開した時にSBが出てきてカウンターを食らう形が多かった。どうしてもあの場面でのプレーは受け手のスキルに依存する形になるからこの試合ではあそこで取られる場面も多かった。その中でもパルマーはいいターンを見せたりしていたし、ギュンドアンは安定していた。これからフルメンバーになったら受け手はデブライネとかになるのでペップシティのこれからがすごく楽しみ。
そんな中レスターは試合中にプレスの形を修正していた。どちらかがアンカーについてシティの中央からの攻撃を封じていた。ここにレスターの地力の高さが垣間見えたし、ブレンダン・ロジャーズの作りあげてきたモノのレベルの高さを見た気がする。
そして交代で出てきたダカはスピードのある選手でスマレは強いフィジカルで優秀な選手だった。プレミアもELも十分に戦えそうな選手層だと感じた。
シティは交代でグリーリッシュを投入していたけれどこれからフィットしたら面白そうだと感じた。間の使い方の上手さ、相手が飛び込んできた所を交わすドリブルはシティでもラストの局面で「違い」をもたらしてくれそう。
両チームとも今後が楽しみになるコミュニティシールドでした!